スイング設計図 PART5-2
前回は右手のグリップでした。今回は左手のグリップのレッスンです。
次は左の手のひらの向きです。
ひとところまでは、飛球線と直角なスクェアグリップが最上と言われていました。
それで、猫も杓子もと言っては失礼ですがほとんどの人が自分の体力や手の特性を
考えずに、スクェアグリップに取り組んだものでした。
ところが今は微妙に変わってきています。僕の考え方もそうですが、
年配の人や、女性、それに力の弱い人、手の小さい人などは、左手の握りを
スクェアな形からストロング型に変えていくのが自然な握りです。
力の弱い人がスクェアグリップをしているとバックスイングのトップで左手に負担がかかり
自然で正しいコックが出来なくなってしまうからです。
正しいコックとは左手首が親指側に、つまり左手首が真っ平らになるように折り曲げることですが、
力の弱い人がスクェアに握りすぎていると、弱すぎるパワーのためにトップでこのような
手(コック)をキープ出来なくなってしまうのです。
たいていは左手甲のの側に手首が折れてしまうわけです。
この時点でフェースの向きが変わってオープンになってしまいます。
もちろんダウンスイングで修正の余地はありませんから、インパクトではフェースが右に
向いたまま当たり、ひどいスライスになってしまうのです。

トップでは左手首はストレート。角度ができるのは×
このような失敗を招かないためにも、左手の握りは、
自分の個性に照らして慎重に握らなければいけません。
で、その基準ですが、左手の親指と人差し指とで作るV字型で決める方法がありますが、
それによれば、僕がお勧めしたいのは、そのV字型の先端が右頬から右肩までの範囲に向くことです。
左手V字の先が右頬から右肩の間までが許容範囲
左手の握りにはある程度個性があってもいい。
力の強い人はV字の先は右頬さすようにし、
逆に極端に力の弱い人は右肩をさすぐらいまで左手をかぶせ気味にします。
しかし、この範囲から出てしまうのは避けるべきです。
もちろん、力の強い人は右頬にV字型が向くようにします。
力の強い人は左手を比較的浅く握っても、トップで十分持ちこたえられるからです。
そして力の極端に弱い年配プレーヤー及び女性ゴルファーなどは右肩にV字型が向くように握ります。
とにかく右頬から右肩までの範囲で、自分のパワー、手の大きさなどに合わせて
自分なりの握り方を見てけ出しておくことが大切です。
それともうひとつは握り方ですが、以前はパーム(てのひら)、右手はフィンガー(指)で
握るものとされていました。これもいまでは微妙に変化してきています。
右手のフィンガーグリップは問題ありませんが、
左手の握りは完全なパームグリップからややフィンガー寄りに握りの力点が
移っているのがそれです。
つまり、左手はフィンガーと手のひらの両方で握るやり方になってきているのです。

左手はパーム+フィンガー
左手は手のひら(パーム)で握るというのが鉄則でしたが、最近では、ややフィンガー寄り
に握りの力点を置くグリップをすすめるのが主流になっています。クラブを手のひらから
指にかけて斜めに置くのです。そのほうがインパクトからフォローにかけてのクラブヘッド
の抜けがスムーズにいくのです。
なぜ、そうなったかというと左手が完全なパームだと、インパクトからフォロースルーにかけて
左腕に負担がかかりすぎ、ヘッドの抜けが悪くなってしまうからです。
それを、ほんのちょっぴり指のほうにもシャフトがかかるように握ると、
フォロースルーでの抜けがとたんに軽くなります。
とにかくグリップも基本に忠実でなければなりませんが、
左手をどのぐらい深く握ったらトップでラクラクとクラブを持てるか、
あるいはてのひらと指をどのくらいの割合いで持ったらインパクトからフォロースルーに
かけての抜けがよくなるか—–まず、これを自分で見つけ出すことが肝心です。
それがうまく発見できれば、スイングも非常にらくに軽く振れることが出来るようになるからです。
次回は「自然体のアドレス」です。


